入社一か月
早いものでHAKに入ってもう一月が過ぎました。所内の雑務、庶務もだいたいなんとかこなせるようになってきた(つもり)ところです。これからは実務の方でも所長や先輩スタッフから色々と勉強していきたいところです。
さて今月上旬に遅い卒業旅行ということでフランス、パリに一週間ほどの旅行に行ってきました。もちろん建築と街並みを見に。
パリは国際都市にしてはその面積は大きくないようで、縦横に巡る地下鉄を利用すれば市内のどこへでもけっこうすぐに行けてしまいます。便利には違いないのですが、やはり街並みを見たいのでなるべく徒歩で移動していました。
北海道とほぼ同じ緯度に位置するパリは4月でもかなり寒く、空気も乾燥している上にほぼ毎日常時空は曇っていて、ときどきパラッと雨が落ちてきます。もっと陽が出ないかなあ、と現地ではいつも思っていましたが、落ち着いた雰囲気の町並みはこうした季節、天候もよく似合っていました。こうした環境が背景にあるのでしょう、パリを行く人々のファッションも非常にシック。車やバイク、看板類も比較的地味な色合いのものが多かったように思います。
以前、同じように歴的な街並みを今に残すお隣の国イタリアの南部を旅したときは、人々のファッションや街を走る車など、鮮烈な色彩があちこちから目に飛び込んできましたが、あれはあのカラッとした空気、さんさんと照りつける太陽が育んだセンスなのでしょう。
やはり人間の美的感覚は環境で大きく左右されるんだな、と改めて実感させられました。。「枯れた感じ」と言えばいいのでしょうか、パリの街、人々の色彩感覚は日本人のそれとどこか近似しているようにも思えます。
写真はそんな街並みの中にあって、異様な存在感を30年来放ち続けている「ポンピドゥー・センター」。各機能ごとに発色の良い色でカラーリング分けされた設備類がファサードを覆っています。都市の歴史を尊重しながらも、こうした異色の存在も受け入れてきたところに、この街、それにこの街に生活する人々の精神的な成熟度、懐の深さが垣間見えたような気がしました。
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