とあるワンルームのリノベーションプロジェクトがあり、ふと ワンルームに住む独身男性という生き物について考えてみました。
そもそも、この発想を思いついたのは、この部屋がものすごく一般的な内装にもかかわらず、天井高さが異様に低いということがあったからです。
そこで、それならその低さを生かそうと、子供の頃、土管を秘密基地に見立てて遊んでいた時のことを思い出したのです。
想像力を働かせれば、無機質なコンクリの壁もたちまち無敵の大要塞と化した。大人達には決して気づかれないはずの秘密基地。
いつの間にか大人になってしまったけれど、ほんの少しだけ外の世界と隔絶された空間、自分だけの隠れ家、そんな秘密基地があればいいのにと想う男性はきっと多いに違いないと考えたからです。

学生、社会人、恋人の有無、趣味等、男によっても多種多様であるのは当然ですが、いくつかの共通項は見いだせると思います。

1.基本的に凝った料理は作らない。
→カレーやパスタ等の簡単なものはつくるのでコンロは1口ではなく2口は欲しい。
2.実はイスやソファは、利用頻度が少ない。
→ベッドを中心としての行動範囲に実は限られている。ベッドに座って、もしくはもたれてTVを見ることがほとんど。横に寝そべるのはラグではなくベッド。など。
3.ユニットバスの浴槽はほとんど使わない。
→でもシャワー、WC、洗面は別々に欲しい。(特に彼女がいる男性は。)

4.本や雑誌、CDやDVDなど、見える収納がかなりあるとそれなりに便利。
→お気に入りやよく使うものは、手と目の届く範囲で整理したい。生活範囲(ベッド周り)から遠いと例え収納量があってもいちいちそこまで収納にいくのはめんどう。そこにはほとんど使わないものをしまっておく。
5.仕事、勉強、趣味に打ち込めるスペースがあると便利。
→小さいテーブルが一つしかないと、全ての行為がそこに集中し、小物等でほとんどテーブルが埋もれてしまう。いざ、仕事、勉強や趣味をやろうとするとまず片付けからしないといけないから面倒。

以上のことから考えるとワンルームという空間の中で、必要なモノや空間が見えてきます。
空間としては大きく2つ。
1つは、寝る・食べる・TVを見てくつろぐ・彼女といちゃつくためのベッドを中心とした空間。
もう1つは、仕事・勉強・趣味をするためのコックピットのような空間。
これらは完全に仕切られている必要はなく、なんとなく行動範囲が分けられていればよい。
必要なモノは、2口コンロ。独立の洗面。それなりの収納量。いらないモノは、浴槽。
これさえクリアできれば、そこは独身男性にとって魅惑の空間になる可能性が大ではないでしょうか。

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