2008/7/14 月曜日

TMIビル奮闘記-グラフィック×建築×ライティング-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:35:57

2007年1月。

上棟も終わり、テナント工事が近づいてくるなか、うちのスタッフ陣も本格的にあわただしくなってきました。 

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グラフィックデザイナーの三尾君を引き連れ、照明デザインのライトデザインと打合せをするために、銀座にあるオフィスへ行ってきました。

規則的なパターンによって反復連続されたグラフィックをガラス全面に貼りつけることで、建物のファサードを構築しようとするアイディアを考えていました。

その頃、現場では内装工事が始まり、まただんだんとあわただしくなってきました。

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細かいディテール部分の検討もどんどん増え、ホワイトボードも真っ黒に。

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打合せも様々な業者、職人、メーカーと重ねていきます。

だから、いつも机の上は図面で溢れかえっていました。

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2008/7/12 土曜日

TMIビル奮闘記-オーナーさん現場へ-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 10:43:01

2007年1月 

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これまでに何度か現場を見られていましたが、今までは足場があったりサポートや型枠があったりとなかなかその空間を体感することができませんでした。しかし、ここにきてようやくそれらが外され、スケルトン状態ですがその空間を体感できたと思います。今まで以上に時間をかけてじっくり見られていたその姿がとても印象的でした。

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 オーナーさんはあっちにこっちに移動しては考え込んでしました。今まで私たちと何度も打合せを重ね、自分の中にできあがったイメージと実際の空間を重ね合わせていたのだと思います。

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いい建築をつくりたいと思うのならば、どうしたらいいのか。それはいい建築の空間を体感することだと思います。本に載っている写真をいくら見ても所詮は視覚を働かせることしかできません。空間を体感すること。それは空間を五感で感じるということです。いい空間というのは、一つの要素では成り立っていません。その空間、場所でしか感じることができないものをどれだけ引き出せるか、それが一番大切なことだと思います。

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↑オーナーさんをほほえましく見るnaganumaくん。

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2008/7/10 木曜日

TMIビル奮闘記-ついに上棟!!-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:32:40

2006年12月。

やっとというか、なんとか上棟をしました。以下に書いた内容はメディカルモールたまプラーザのHPでも読むことができるのですが、この頃の自分の気持ちがストレートに表れているので、そのまま載せてみました。

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ようやく全ての階のコンクリートが打ち終わり上棟しました。 これからは仕上工事に入り、緑のヴェールに包まれているこの建物が今月末にはその雄姿(?)を街に現します。

全てが時間との勝負であり、図面との格闘をしている毎日の中で、ふと改めてこの建物を眺めてみるといろんな人たちの想いが詰まった建物だなと感慨深くなります。 建築の仕事というのは、決して一人で造り出すことはできません。どんな小さなものでも、多くの人が関わります。いい建物、家をつくるということに対して何が一番必要で大切なことか。それは、建築家のセンスや施工者の技術ではありません。一番大切なこと。それはコミュニケーションです。オーナーさん、設計者、施工者、職人、メーカーの方々との対話です。

(余談ですが、家を「買う」という人たちをみるともったいないなと思います。せっかく人とのつながりができるチャンスなのにと。みんなで一つのものをつくることはすごく楽しいことなのにと。)

今回の建物は、特に多くのスタッフ、パートナーが協力してくれています。設計側だけでも、構造や設備はもちろんのこと照明・家具・web・グラフィック・キッチン・ランドスケープなどです。現場がはじまると通常週1回程度の定例会議で済んでしまうのですが、今回のプロジェクトは週3,4回程度あり、一つのことを決めるのに多いときには10名程度でそれぞれのプロが集まって喧々諤々しながら決めています。

よくまわりから仕事が激務で大変じゃないですかと聞かれますが、そんな多くのスタッフ、パートナーたちと仕事ができることは幸せですし、楽しいです。まとめるのは大変になるのですが、関わる人が多ければ多いほどその楽しさは増していきます。

私はサッカー小僧(笑)なので、現場がはじまると関わる人たちに酔っ払うと話すことがあります(笑)。それは「サッカーも建築も同じ。」ということです。 サッカーは11人で行うチームスポーツです。一人のファンタジスタがいてもそのチームは決して勝利することはできません。ボールを持った者がパスを出したくても空いたスペースに味方がいなければ出せない。自分がミスしたら、フォローしてくれている味方がいなければ失点してしまう。

つまり建築も同じで、プロジェクトに関わる全ての者がその方向性を理解し、各々責任を持ち、自分で考え、行動し役割を果たす。それができない人はいらない。と。幸い、このプロジェクトに関わってくれている人たちはみなさん優秀ですのでそんなことをいわなくてもよかったみたいですが(笑)。今ではチーム以上に家族みたいな関係です。事務所にいても現場に行ってもみんなが各々に愛着や思い入れをもって仕事をしてくれているのがわかります。

以前、私が設計した建物をしばらくぶりに見に行った時、ふとその道路脇にダンプカーが止まっていました。自分がどうも建築関係の人間だと気づいたらしく、そこの運ちゃんが声をかけてきました。「おにいさんは建築家かい?この建物は俺がコンクリートを打ったんだよ。この建物の基礎はすげーしっかりしてるぞ。なっ。立派だろ。」今回も建物ができたあと、間違いなくそんな話しがどこかで聞けるような気がします。

あと半年足らず。ラストスパートです。
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2008/7/9 水曜日

TMIビル奮闘記-オーナー邸躯体工事-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:37:15

2006年11月。

テナント説明会が終わり、本体工事は上棟に向け着々(?)と進み、いよいよ5,6階のオーナー邸部分の躯体工事が大詰めを迎えていました。

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現場に行き6階へ上がるとさすがに景色がよいです。ただ、冬のこの時期は風が強くめちゃめちゃ寒かったです。

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現場事務所に帰るとさっそく、施工図チェックです。工期は遅れることなく進んでいましたが、施工図は押せ押せの状態。仕上等仕様を決めるのにもさすがに疲れてきた頃でした。昼ごはんのメニューさえ決めるのが嫌になり、全て他のスタッフと同じものを食べていました(笑)。

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現場担当所長のmiyauraさんは、ちょっと落ち着いてきたのか、メールなんかしながらニヤニヤしています。

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その奥では、設備担当がやはり缶詰状態。。。RC造の場合、設備は埋設配管など、躯体にあらかじめ仕込んでおかないといけないものが多く、そのチェックなどに追われています。

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murata総括所長もなにやら難しい顔をしてます。。。

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そして、頭を抱えてたりもしていました。

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。。。。あえてふれないでおきましょう。。。
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2008/7/8 火曜日

TMIビル奮闘記-テナント現地説明会開催-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:43:12

2006年11月。

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文化の日ということもあり、すぐ近所にある國學院大學が文化祭でした。

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各診療所の先生方とそのご家族たち、さらにはその設計者と施工者が一堂に会し、かなりの人数が集まりました。

現場事務所の一室をお借りし、所長の挨拶と説明がほぼ終了したあと、「では、あとはうちのkanezashiから、概要のご説明をします。」と、いきなりのふりが。。。説明といっても、所長がほとんど話した内容で網羅されていたため、特に説明をすることがなく、困りました。。。(笑)。

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私が冷や汗をかいたあと、みんなで現場に集合。そこで、各テナントごとにその設計者がプランの説明を行いました。

しかし、またここで冷や汗が。。。薬局を設計担当したnaganumaくんがいない!?。。。。渋滞にまきこまれ大遅刻。

うまく引き伸ばし、ぎりぎり間に合いホントよかったです(泣)。

いろいろあった説明会でしたが、無事終了。ここから、本格的にテナント設計が始まりました。
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2008/7/7 月曜日

TMIビル奮闘記-テナント現地説明会準備-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:37:24

2006年10月。

現場で、型枠が外れ始めた頃、事務所ではスタッフがテナント説明会に向け、模型制作にとりかかっていました。

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TMIビルは地下から2階までが、医療モールとなっています。通常のテナントビルの場合は建物の計画時にテナントが決まっている場合はあまりみかけません。

しかし、私たちは計画段階からテナント(今回は診療所)となる医師の方々を募集し、その先生方を含めて計画を進めてきました。各診療所の設計はすべてうちの事務所がしているわけではありませんが、このように模型をつくり、実際のスケルトン空間の中で自分たちのイメージを固めていってもらい、テナント工事が入る前に再度検討をしてもうう。

さらには、他のテナントのプランをみることで、いい意味で刺激を受けれる。そして、各先生、各テナント設計者・施工者同士でコミュニケーションを図れる。

といった相乗効果を期待するという意図のもとテナント説明会を開いています。

ちなみにこの模型は1/50でつくっているのですが、かなりのボリュームがあり、私を含めスタッフは3日ぐらい徹夜でした。。。
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2008/7/5 土曜日

TMIビル奮闘記-特殊照明デザイン-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:27:19

2006年10月。

水景と同様にこの建物の照明計画をLIGHT DESIGNさんにご協力を頂きました。水景も照明も夏頃から定例会議を始め、この頃はちょうど中盤にさしかかった頃でした。

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ウォーターコートやウォーターウォールも照明によって効果的に魅せる方法を検討していました。

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さまざまな照明を検討していった中で、LIGHT DESIGNの代表である東海林さんの言葉はよく覚えています。(これはメディカルモールたまプラーザのブログでも書いたのですが。)「光(照明)の効果だけではいいものをつくることはできない。照明の力半分、それを受ける建築のテクスチャ(素材)の力半分ではじめて成り立つものだ」と。

うーん。なるほどです。この話には妙に感動しました。人間関係もそうですよねーなんて感じで。

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写真は山内先生です。照明のモックアップを前にかなり悩んでました。

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2008/7/4 金曜日

TMIビル奮闘記-スケルトン状態-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 9:44:45

2006年10月。

地下から2階までのコンクリート打ちが終了し、型枠がはずれ、スケルトン状態ですが、建物の形が姿を現しはじめました。

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どの現場でも同じなのですが、その現場の状況によってその空間が広く感じたり、狭く感じたりします。

設計段階では、どうしても平面で図面を書きます。(もちろん、模型等で立体もつくりながら考えるのですが。)だから、そのスケール感やイメージを現場の状態によって重ねるのでそういう現象が起こると思います。お施主さんも現場に来るたびに、「狭いなー」、「広いなー」と感想が変わることが多いので、この説明をしています(笑)。

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地下にあるウォーターコートの「飛び石」の施行中の写真です。わかりずらいかもしれませんが、奥の壁に一部白い面がありますが、仕上げの塗装の実験です。このように、現場ではモックアップ等を行い、実際の状況を見て判断することも多いです。
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2008/7/3 木曜日

TMIビル奮闘記-水景分科会-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 12:23:26

2006年9月。

TMIビルには、地下、1階にウォーターコート。4階に屋上庭園。壁面にウォーターウォールと壁面緑化があります。

この部分は水と植物というある意味予想がつきにくいものがあるため、この部分のために各設計者と施工業者、メーカーが一堂に会して定例会議を行っていました。最終的には半年以上も会議を重ね苦労して出来上がった代物です。

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写真は、南側のウォーターウォールと壁面緑化を見上げたものです。

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この水景設計は東風意匠計画の山内さんにご協力いただきました。このように今回のこの建物は設計側もさまざまな事務所や設計者が加わり、コラボレイトしています。

その人たちを調整するのは大変苦労がいりましたが、ひとつのものをみんなで協力してつくりあげることがどんなに楽しいことか、改めて実感した時でした。

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ウォーターウォールは、ガラス面に水が滝のように流れる仕掛けになっています。これも現場でモックアップし、いろいろ試行錯誤を繰り返しました。
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2008/7/2 水曜日

TMIビル奮闘記-ひきつづき躯体工事-

Filed under: b01.TMIビル奮闘記 — kanezashi @ 14:12:07

2006年8月。

配筋工事が3階4階と進んでいたこの頃は、地下から順々にコンクリート打ちが始まり、より一層現場があわただしさを増してきました。

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私がチェックした図面でひたすら施工図を書いているkigutiさんの後ろ姿に哀愁が漂い始めたのもこの頃。。。

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yokoyamaくんだけでなく、miyauraさんもkigutiさんが書き上げた施工図をもとに現場と事務所を行ったり来たり。

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検討箇所がでてくれば、その場で解決しないといけない。。。

現場はどんどん進んでいきます。待ってくれない。

もはや悩んでいる暇などなく、ハイテンションで、イケイケでないとやってられない。そんな状態でした。
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