sawada君と打合せをしながら考えたことのメモ書き。
何かを決断するときには、メリットとデメリットを少なからず考えます。
でも考えていくうちに、何がメリットで何がデメリットか悩みます。
そして数が多ければ多いほど、最終的に何を選択していいのか訳がわからなくなってしまう。
そんな経験、ありませんか?
電化製品であれば、スペックやコストの「数値」で判断できます。
でも、「数値」で判断できない「価値」ならどうか?
価値観のメリットとデメリットを考えていくと、自分が経験していないことはもちろんのこと、自分自身の経験値だけではわからないことが実はたくさんある気がして、第3者(特に経験者や専門家)にどんなメリットとデメリットがあるかを全部教えてもらわないと不安で判断できないことが少なからずあるのではないでしょうか。
家をつくることは、ものすごい決断を迫られることです。普通の人であれば、一生に一度の買い物でもあります。
今までの電化製品のようなスペックではない「価値観」をどう選択、判断すべきかを初めて経験する時は、実は「家をつくる」という時かもしれません。
『住宅における「価値観」=その家族のライフスタイル』だと思います。
『当り前のことですが、それぞれに一長一短があるので、周辺環境や敷地条件、わが家の優先順位を明確にしてプランニングすることが重要です。もちろん家族構成やライフスタイル、将来のさまざまな変化を見越して検討することを忘れずに。』
なんて、簡単に専門家は答えること多いです。
確かにそうなんです…が!
あこがれの空間やインテリアのイメージはあったとしても、間取りや空間、それに関わる設備のメリットもデメリットも何かよくわからない素人の方々にとってはきっと酷な話なのだと思います。
敷地条件?周辺環境?優先順位????という感じです。
逆に建築家は、自分が住むならどんな家と聞かれると、「それはどんな敷地で環境かによります。」と答えることが多く、素人の方はその答えに???となります。
家をつくろうと考えていく手段として、他の多くの人の経験に基づいた感想を聞いた上で、自分たちのライフスタイルを重ねていく。そうしてようやく取捨選択ができるということが、現実としてあるように思います。
ひと昔前はきっと違ったに違いありません。なぜなら、情報が限られていたからです。今では、ネットですぐ経験者や専門家の話を聞くことができます。いい話も悪い話も。そして、よくも悪くも。
私たちが設計するとこうなりますというファーストプランをお施主さんにお見せするとびっくりされることがほとんどです。そして、お施主さんによっては自分たちには贅沢でもったいないのでは?と悩む方もたまにいます。
なぜか?
それは、プランの良し悪しはもちろんですが、一番はそのスピードとプレゼンにあると思います。
お施主さんから思いつく要望を頂き、2、3週間の時間でファーストプランをつくります。これも昔と違うことがあります。図面もCADを使い、様々なグラフィックソフトを駆使できるため、短期間で数多くのスタディ&プレゼンを重ねることができるという点です。
つまり、メリットとデメリットの優先順位をつけるのもままならない状況なのに、2、3週間後には、お施主さんの経験値と想像をはるかに超えた住宅がそのプレゼンとあいまり、バァバーンと登場するからです。
そこにお施主さんとのギャップが生まれてしまう場合があると思う今日この頃デス…
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